登壇者

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むかって左から

藤谷弘樹

ここ数年、ストリート写真をみとめてほしいということでトークショーをやっている。風景にくらべると人気はないけど。

鈴木達郎

VOIDのなりたちは、カリン展(カリンさんを複数人で撮る)というのをやったら撮る人によってぜんぜんちがう写真になっておもしろいということで。

気になっている写真家にダメモトで声をかけて、最初から今の11人でやっている。

SNSにあがる写真に対して昔からの写真家が撮る写真が型にはまっている感じがするのをなんとかしたかった。

ストリート写真は肖像権の問題があって既存のメディアにのりにくい。といってSNSだと流れてしまう。そこで紙で残すことにした。

被写体とぶつかって、偶然に撮れた1枚をねらっている。

渋谷を撮るのは渋谷以外だとよくわからなくて観光客目線になってネイティブの目線で撮れないから。

ストリート写真にもとづいたポートレートも撮っている。モデルさんを使うがセットアップ写真ではない。街の光を知っていることが強みになる。

山下忠志

人間劇場を撮りたい。西成で声を掛けて撮っていたがヌルく感じてきたので。なぜ渋谷を撮るのか→仕事の行き帰りで渋谷を経由するから。

Ash Shinya Kawaoto

メイン渋谷。建物の変化が早く人物といっしょに今がわかる背景を撮りたい。

仕事の息抜きとしてポートレートをはじめたが、グループ展でスナップをやってからストリートがおもしろくなった。セットアップとはちがうライブ感がおもしろい。

(塚崎) 風景写真・家族写真から入ってセットアップに移って、あきてきてストリートを撮るようになる、という流れは多い。

大川美帆

基本は渋谷でカラー。エンタメ・ユーモアな一瞬をさがして、できるだけたのしい瞬間を撮っているのかも。

大西正

路上のパブリックスペースで撮るという意味ではストリートだが、選ぶプロセスの方を重視している。狙った写真を撮るために待つということはほとんどない。出会い頭で撮る。

平日は400枚。週末だと数千枚。去年は20万枚くらい撮った。

(山下) バッテリが切れたら終わりにしていて200枚くらい。フィルムのときからそういう考えで、フィルムだと夜は撮れないので、撮れなくなったらゴールデン街にのみにいってた。デジタルだとダラダラ撮れるようになってしまったので区切りをつけるために。

(Ash) 年に20万枚くらい撮る。

(大川) 1日100枚くらい。

(藤谷) 1日500〜1000くらい。通勤途中に撮るだけだと数十枚/日。

藤谷弘樹

歩いて撮るが、疲れて休憩しているときにも出会いがある。

ストリートを撮るようになったキッカケは、もともと絵を描いていてカメラをさわる機会があり風景を撮りはじめて街を撮るようになった。

ZINE(ジン)の可能性について

手元に残る。クチコミで拡がってゆく。紙ベースで見たいという人も多い。部数は国内半分・海外半分で、30ヶ国にもなる。

メンバーはwebから来ている人が多く、webでの認知度があるところで始めたので拡散力があった。

zineを仲良くやる秘訣は? 方向性の違いなどで抜ける人がいるかもしれないねという話はしていたが、今のところ抜けた人はいない。ケンカみたいなこともなくやっている。

zine を出す目的は明確で、2020まで変わっていく東京を撮る。

けっこう売れていて、出会いがあってツタヤであつかってくれることになったが

ツタヤで300冊売れている。1店舗で100冊売れただけですごいのに。

金額は次のzineが出せる程度に設定している。vol1 500部、vol3 800部、vol3 1500部。紙で出す意味はネットで終わりたくないから。zineの紙質はそれほどよくないが、本棚に飾っておくようなものではなく普段手にとって見てもらいたいから。

質問

Q: 被写体とぶつかったときに文句を言われることは?

A: ある。警察が呼ばれることもある。それでも撮る。法律上は問題ない、倫理上の問題。

Q: 被写体にカメラを向けるのが難しい。

A: ぼくらもこわい。でも撮りたい。写真家なので撮らないといけない。

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おわったあと、VoidTokyo vol3のサイン入り販売をしていたのでvol1はまだあるか聞いみてたがないということだったので立読みさせてもらった。