野口先生のツィートでこの学会を知って、さっそくエントリー。

2011/09/01 09:47:03
ストロークメーカーはもはや古い。今ヨーロッパでは何が使われてるか?種目によりどんな形状が求められるのか?実演つき、学会員以外の一般参加ありのワークショップは10月16日です。

2011/09/01 10:36:36
@noguchitomohiro 10/16は何があるんでしょうか?

2011/09/01 11:04:44
@koie 日本水泳・水中運動学会です。http://t.co/RSHySeP

2011/09/01 12:41:47
@noguchitomohiro 16日のみ一般参加okということで0しょうか。で、ふつうのひとでも参加してよろしいのでしょうか?

2011/09/01 12:56:36
@koie 2日間通しで一般参加できますよ。初日は口頭発表やポスター発表、シンポジウム、授業実践となっています。授業実践はウチの学生(1年生)と一緒に実技授業が受けられます(笑)。

65052894.jpg相模原を出るときは雨が止んでいたので、ふつうの靴と折り畳み傘で出動したが、桜上水に着いたらしっかり雨が降っていて風もあり足がぐちゃぐちゃになってしまった。大失敗。駅からの道には要所要所に学生さんたちが案内板を持って立っていたが、なんとなく学生っぽい人のうしろにくっついて会場近くまできたはいいが、入口をさがしてうろうろしてしまった。

非会員(事前登録だからといって安くはならない)で受付で4000円だして会場へ。会場は電源なし、WiMAXは入る。なんだかダークスーツが基本のようだ。ジーパン/ポロシャツなのは俺一人っぽい。やばい。目立たないように最後列に着席。

2011-10-15 開会式

3e82523b.jpg

会場内は原則飲食禁止、ペットボトルの飲料のみ可とのこと。近くに自販機がないとも。ペットボトルに水を入れてきた俺正解。

日本水泳連盟会長の佐野さんがいうには、

アジアエージグループでは自由形以外ではメダルがとれているが、自由形は他の国と互角になってきた。科学的トレーニングが必要である。

ということであった。

2011-10-15 午前 口頭発表1

間欠的漸増負荷泳テスト中における血中グルコース濃度の動態と代謝応答の関係

仙石泰雄/筑波大学/競泳

血糖上昇閾値(Glucose Threshold:GT)と、乳酸性作業閾値(Lactate Threshold:LT)・換気性作業閾値(Ventilation Threshold:VT)・最大乳酸定常値(Maximal Lactate Steady State:MLSS)から推定可能であるといわれているが、水泳でもそうなのか測定してみたらそうではなかった、という話。

血中乳酸濃度(Bla)と呼吸交換比(RER;酸素→二酸化炭素)をみると負荷を上げると上昇するポイントがあるが、血中グルコース濃度は上昇せず一定だった。

原因とか:

  • 陸上では下肢の運動量が多いが、水泳は上肢の筋活動量が多い。
    • 上肢と下肢で糖代謝特性が異なることがすでに知られている。上肢の方が炭水化物を利用率が高い。これは上肢の方が速筋が多いことによる。
    • 下肢は筋量が多いので筋グリコーゲン貯蔵量が多い。
  • 姿勢の違い。
  • 水浸で脂質酸化が増えるという話もある。
  • 糖新生は肝臓で行なわれる。筋肉内では行なわれない。筋グリコーゲンが血液中に出ることはない。
  • インスリン・アドレナリンなども関係してくる。
  • 高強度になるとインスリンよりもノルアドレナリンが効いてくる。
  • VO2は運動強度に比例するが、VCO2は70%くらいから上向きになる。

水泳中のプル・キック動作時の酸素摂取動態の比較

門田理代子/筑波大学大学院/競泳

キックの方がVO2の立ち上がりが早かった。

実験ではVO2peakの速度の80%の速さで泳いで測定しているが、キックの80%とプルの80%では強度が違うのでは、という会場からの指摘があった。

心拍数/血中乳酸濃度も測ってみたが、これは差がなかった。HR=120前後。

通常、expモデルで時定数といったときは100%ではなくて64%くらい、との会場からの指摘。

クロール泳における1ストローク中の最小・最大速度にストローク頻度の増加が与える影響

松田有司/京都大学大学院/競泳

最大努力でストロークレートを変えたらどうなるか、という実験。

Idc(Index of coordination): 正だと左右の推進力にオーバラップ期間あり、負だとグライドのみの時間がある。

実験した最大ストロークレートが60 cycle/minというのは遅すぎないかという会場からの指摘があったが、一部の泳者に60以上のレートで泳げない者がいたということで、遅すぎるということはないとおもうとのこと。

Idcと最低速度の間に有意な相関があり、Idc<0になると最大速度の低下にくらべて最低速度の低下が大きいため平均泳速が低下しているという分析。

最大努力でストロークレートを落すにはIdcを小さくする(オーバラップをなくす)しかない(でなければ無駄なストロークパターンにするしかない)ので、とってもあたりまえのような気がする。

平泳ぎキック動作による推進力発揮に関する流体力学的考察

角川隆明/筑波大学大学院/競泳

足に圧力センサーをつけて測ったという実験。

設定上、静水(水中カメラが動かないように)でビート板をもって腰をロープで固定(前進しないように)したとのこと。

足の形状はキック中に変化しない仮定した。

速く蹴るだけではだめで、迎角(足の裏の面と蹴りの速度ベクトルの角度)が60度くらいになる必要があるとの結果がでた(その被験者のベストは100m 1:01)。へたな被験者では41度しかなく水を切っている感じになっている。

脚伸展で早く迎角をつけて、インスイープでも迎角を保つのが推進力を高めるコツではないかということであった。

会場からの質問では、ひきつけてくるときに迎角が0になっていないがこれは実験ミスあるいは計算ミスではないかという指摘があった。

平泳ぎにおける呼吸法がパフォーマンスに及ぼす影響のシミュレーション解析

寺内浩紀/東京工業大学大学院/競泳

腹式呼吸か胸式呼吸かで泳ぎにどのような変化があるか調べたというもの。腹式/胸式で浮心が違うため脚の位置が違ってくる。

SWUMをつかってシミュレーション。どうやらSWUMという超有名なシミュレータがあるらしい。調べてみたら2005年に発表されていたが、ぜんぜん知らなかった。

腹式呼吸トレーニングをしたあとで胸式呼吸をしてもらっても自然と腹式になってしまうらしい。

1ストロークサイクルを4分割した:

  • T1: インスイープ
  • T2: リカバリ
  • T3: グライド
  • T4: アウトスイープ

個人的には図4は向きが逆だとおもう。

基本的には腹式呼吸が速く泳げるという結果になったが、肺気量がより多い場合には、けのびで胸式呼吸にして足が浮きすぎないようにする必要がある。

胸式は息継ぎですぐに息を吸って息を漏らさないようにするのがよく、腹式では早めに吐く方がよいという結論で、腹式の方がピッチングが大きくなる(頭が下る)とのこと。

会場からは、1910年ごろには息は徐々に吐いて一気に吸えと指導されていたようだ、との話。


今日はここからZFS Dayに参加のため発表は聞いてない

2011-10-15 口頭発表2

「プールリハビリ運動教室」実施における身体的、生理的応答の臨床的考査研究報告 —坂戸市大学連携地域活性化支援助成事業を中心に—

水野加寿/城西大学/医学

小学4年生における「浮く・泳ぐ運動」の実践報告--安心・安全水泳の視点から--

篠原健真/鳴門教育大学附属小学校/教育

けのび動作の指導法改善とその多角的評価

中島きよ/筑波大学大学院/競泳

回流水槽における泳動作と実際泳動作時の比較 --PIV法による手部周り流れ場可視化結果と手部動作の関係から--

三輪飛寛/国立スポーツ科学センター/競泳

2011-10-15 プールサイドセッション

2011-10-15 口頭発表3

水球競技のシュート時における下肢動作の違いがパフォーマンスに与える影響 -- 巻き足と蹴り足の比較

乙女陽平/筑波大学大学院/水球

水球シュート時におけるゴールキーパーのセービング反応時間に関する分析

渡邉泰典/武蔵中学・高等学校/水球

水球における投球動作のシミュレーションモデルの開発

中山裕太/東京工業大学大学院/水球

水中動作を含めた水球競技における投動作の3次元画像解析

小林達也/愛知教育大学大学院/水球

2011-10-15 シンポジウム1

2011-10-15 ホスター発表

2011-10-15 懇親会


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