= 通貨にまつわる勉強会「お金の未来、僕らの未来」〜新たな通貨の提案と試み〜 (Happy Project)
http://d.hatena.ne.jp/currencybuilding/20100125
日時は2010年02月13日。
場所は三鷹。
== 準備
さかまたさんが周到にスケジュールを立ててくれているので、それにしたがって動くのみ。
隣で地域の人たちの新年会もあるようで、フロアは大混雑。
勉強会が始まってからも、ちょくちょく間違って入ってくる人がいた。
== start
参加者49人。基本知識なしに参加したので、おもしろそうなのは分かったが、議論についていけなかった。
半数以上の人は、そこそこ詳しい人だった模様。
ツイッターでもいろいろ質問がでていた:
http://twitter.com/#search?q=%23hppj
まとめ:
== WAT/iWAT 斉藤さん
http://www2.media-art-online.org/~ks91/aosis-money20100213.pdf
WATが元でiWATはそれのデジタル版。
地域通貨。
知多半島でもやっていたということでgoogleさんにきいてみたら、すでにそのページは消えていて、チタワットという名前しかわからなかった。
手形みたいなもので、個人が勝手に発行できて、指定されているもとのな交換できるという証書。
昔は農家がお米券を発行していたとか。
決済するときは合意すれば違うものとも交換できる。
物やサービスではなく国の通貨と交換することもあり。実際、交通費を得るためにWATを発行して現金を受け取ったらしい。
時間がたつと減価する。これにより発行人がトンズラしたときのリスクをWATを取引してきた人たちの間でリスクを薄く共有することができる。
実際、野菜の手形を発行したとすると時間がたつと腐るという意味付けができる。(実際にあったらしい)
デジタルにするとWATのリスク判断をpage rankingみたいに算出できてよいらしい。
地球温暖化で水没してしまいそうな国に対してお金を提供するというのは、解決にならないらしい。
逆にそういう注目を集めている国が通貨を発行すべき。
地震で被害を受けた人に資金援助するのではなく、彼らが通貨を発行すべき。
== Kiva(キバ) Japan 山下さん
マイクロファイナンス/マイクロクレジットのはなし。
Kiva Japanは Kiva 日本支部ではない。
Kivaはスワヒリ語で「絆」の意味らしい。
わずかなお金がない人に対しての融資。募金や寄付ではない。
為替があるので先進国に投資するよりも発展途上国に融資するほうが多くの人を助けることができる。また経済成長を考えると途上国の方が回収率がいい。
貸し手はpaypalでお金をあずける。だれに融資するかは貸し手が選べるのでODAのようにどう使われるか見えないものよりは良さそう。
日本人向けにも融資しないのかという質問に対しては儲けが少ないのでやらないとのこと。
Kiva Japanのスタッフはボランティア。本家Kivaは20人くらいは有給スタッフがいるそう。
そのお金は、寄付やキャッシュフロー上うまれる利息とか物品販売とからしい。
地域通貨とマイクロファイナンスは真逆との指摘: マイクロファイナンスは資本主義そのものだから。
== 未来と過去の時間 ひできさん
ベーシックインカムは高信頼社会を破壊する: あまり働かない人が家族が養われていたところに、ベーシックインカムによって働く必要がなくなってしまったために、家族崩壊、ということがあったらしい。
パンを買う金と株に投資する金が違う: 色付けすべきということのようだ。
== 可視化される贈与通貨の試み
チョコレートを通貨にみたてて、おもしろい話をした人にチョコレートを上げるという、シミュレーション。
話をした者勝ち状態。
チョコをぶちまけたら、それは大災害に被災したのとおなじだともいえる。
チョコレートを食べちゃうとデフレがおこるよ。
おもしろそうな意見:
- インターネットではeye ball economyがある 注目されることが重要
- twitterについて、人によって使える時間やマスコミをつかえるかで、注目されやすさがちがってくる。
- 会社内通貨というのを発行したらおもしろそう 専門家は自分の専門について過少評価してしまうのを解消できるのではないか
- 子供は一人では生きていけなくて周りから与えられている。大人になったらそれを返すという考えが必要。
- もう年寄の資産を2000万円に制限しちゃえ。
- バイク便で働いている人はバイク好きなので安い賃金でも文句を言わない。
- (そのほかいろいろあっがたメモみても思いだせず)
== 懇親会/二次会
懇親会はちょっと離れたとろのPolarisで。
http://www.ivan.shop-site.jp/profile7006.html
パンやさんなので、ピザやサンドウィッチ、やきたてパンが出た。
おなかいっぱい。
二次会は駅近くの白木屋で。
最後に大学時代の友人とコーヒーを飲んで解散。