背泳ぎでフリップターン(クイックターン)したときに、もし足が届かなかったらどうすればよいか。体の一部を壁につけないとターンとみなされず違反になるため、なんとかして壁に届かなければいけない。泳いできたときのスピードを殺さないように回転したなら、そのまま待っていれば足が届くかもしれない。
背泳ぎのルールとして
- ターンを始めるのに手でかいてもよい (なのでターン中は手をつかってはだめ)。
- ターン中はうつぶせになってよい (泳いでいる最中や、ターンして壁から離れたらあおむけになってないとだめ)。
というのがあるのでターンの失敗自体がターンとみなされないと(だってターンできてないじゃん)、その時点で2番目のルール違反で失格。そこまで厳しくなくても、おそらくターンを始めるときに手をつかっているはずだから、手で水をかいて壁まで進むのは失格になるだろう。逆に考えると、ターンに失敗するリスクが高い場合(ようするにヘタな場合)は、あおむけのときにきをつけの姿勢をとりうつぶせに移行しターン、失敗した場合に手をつかうというのもありか。
それからターン中のうつぶせになってからのキックだが、あまりキックをうちすぎるとターンが始まってないとみなされて、ルール違反となる可能性が高い。
つまり、ターンを始めるのに手をかいてもいいのにターンしてない、ターンしてないのにうつぶせになっている、の2点に違反している。このあたりの微妙な判断は審判団が協議して決めるらしいので、前転するためのドルフィンキック以外はやらないのが無難だろう。
ちなみにFINAのルールはここ。