せっかく愛知開催なのに新型コロナ対策のためオンライン開催(zoom webinar)で残念。

  • 公式ページ
  • 日時: 2020 年11 月14(土)・15 日(日)
  • 場所: 日本福祉大学 美浜キャンパス Zoom 開催
  • 主催: 日本水泳・水中運動学会
  • 共催: 日本福祉大学
  • 後援: (公財)日本水泳連盟
  • 協賛: ヤマハ発動機(株)
  • 総合司会: 西村直記(日本福祉大学)&坂口結子(日本福祉大学)

スクリーンショット (511)

11月14日(土)

9:30~9:50 -- 開会式

IMG_20201114_094110

  • 挨拶: 児玉善郎(日本福祉大学学長)
    • スポーツ科学部はやっと4年生が
  • 挨拶: 青木剛(公益財団法人日本水泳連盟会長)
    • ビデオにて
  • 挨拶: 合屋十四秋(日本水泳・水中運動学会会長)
    • 今年度退官なので会長食を2年延長してもらった
    • ポスター発表をやめてパイロットスタディにした プロジェクトをたちあげる機会に 個人プロジェクトから共同研究に

[2020-11-14 09:47]

  • 事務局から: お金を振り込んでないのにzoom webinarに登録している人がいる → ブロックした
  • 尾関: 参加者 zoom 50~60人 現場 10人くらい

10: 00~11: 00 -- シンポジューム

「コロナ下における水泳界のトップコーチとトップ選手の心理的状態と今後の取り組みについて」

  • 司会: 尾関一将(大阪体育大学)
  • 演者: 草薙健太(中京大学)

[2020-11-14 10:00]

  • コロナで実験的研究ができていない
  • やる気がでないときの練習はケガにつながる
  • 研究対象者(オリンピック強化指定) トップ選手10名 大学生以上(高校生はふくまず) トップコーチ
  • KJ法でカテゴライズ
  • コムス
  • 平常心 怒り 悲しみ 安堵感(プレッシャーからの解放、調子がわるかった) 無力感(多かった) 落ち込み
  • {行動・思考} x {活動・未活動}
  • 延期決定直後の方がおちついていた感じ。
  • 自粛期間になると心がネガティブになる選手が増えた。
  • 練習は集中できない人も。自粛で泳げない人は筋力維持をする選手が多かった。風呂でインナーマッスルの使い方を練習するなど。
  • 体は月経異常になった選手も。
  • 自粛後、ネガティブな選手が多かった。試合に出られないのがつらい。ポジティブな選手は泳げるありがたさを感じたり。病気の経験にくらべれば小さいとか。早く泳ぎ始めた選手ほどネガティブな傾向。
  • 延期決定直後のコーチは立場・年齢によって違いがあった。学校体育系のコーチは契約に対する不安な。コントロールできないことは排除するという思考。
  • コーチからみた選手: ネガティブ多い。
  • コーチからみた自粛中の選手: メンタルヘルス低下・モチベーション低下
  • 自粛期間後: コロナ禍でのトレーニングに疑念。プロとして水泳に注力。
  • 2021年度に向けた計画: 記録会でモチベーション低下抑制 オリンピックが確実にならないと
  • 試合がないと確認できない不安
  • 中学生の記録: 2019 2020はひとつも記録が伸びてない(パフォーマンス低下) 距離がのびるほど差がでた
  • 高校生の記録も同様 (200Fr Mだけ)
  • 日本学生選手権: 半数は前年度を越えている。中高に比べて目標があったことの差か
  • スイミングクラブの会員数が減っている
  • コーチは選手のメンタルヘルスをどう測定しているか? 練習時の選手の様子をみるのが多かった コミュニケーションのなかで日頃との違いをみている
  • メンタルヘルス低下の対応: ミーティング、守秘義務があるが第三者の協力を仰ぐのも。選手に第三者的立場で考えさせる。何もしないというコーチも。
  • トップ選手になる精神的資質: 自分で考える。fun じゃなくて enjoy。負けず嫌い。
  • パーソナリティの3構成: 気質→性格→人格
  • 行動資質: 時間の使い方を工夫できる。水泳漬けにならない。結果が出ているのはコーチと選手が目的の共有ができている。
  • コロナで影響を受けた選手: 泳ぐだけの選手 (何のために泳いでいるのかわかっている選手は影響がすくなかった) 内的なモチベーション低下を外的な(お金・名声)で補えるか
  • BPSモデル (biological, psychological, sociological) もともと医療現場の考え もっとマクロに考えようということ。

[2020-11-14 10:57]

  • Q: 成田 選手が現状が把握できるようにするのにどうしているか
  • A: 質問責めにする。「なぜそういう行動になったのか?」 open questionからclosed questionにもっていく。自己認識。
  • Q: 野口 楽しんで水泳をするというのはよく聞くが、レースが好きなだけで泳ぎは好きでない選手もいる。好きとは?
  • A: 勝ったら楽しいという選手が多い。達成感を得るのに関係。水の中にいるのが楽しいという選手はいない。自己成長したときに達成感(マスターズ水泳)

[2020-11-14 11:04]

11: 10~11: 30 -- 企業プレゼンテーション

演者: 株式会社ジャパンアクアテック

[2020-11-14 11:06]

  • 流水プール バランスがとれてないと流されてしまう フォームがみれるのでコーチしやすい
  • 水中歩行のトレッドミルも
  • 動物リハビリ用流水プール (いぬがおよいでた)

演者: 株式会社ノビテック

[2020-11-14 11:11]

  • 水中計測
  • 原点を水面にとるが、簡単にできるよう板状のもの

[2020-11-14 11:16]

11: 30~12: 10 -- 昼休み&Zoom Open Lounge

12: 10~13: 20 -- 一般口頭発(1)

  • 座長: 松田有司(国立スポーツ科学センター)

O1-1 慣性センサを利用した泳者の手部で産生される推進力推定方法の検討
加地智哉(鹿屋体育大学大学院)

[2020-11-14 12:11]

  • 首部や足部の向きはビデオ解析やモーションキャプチャをつかっていたが時間がかかる。
  • 慣性センサーで向きや推進力を計測することが可能。精度は低い。
  • 手に反射マーカーと圧力センサーをつけた。圧力センサーで推進力を推定。反射マーカーで向きを推定。
  • 慣性センサで加速度と角速度を計測。Madgwick Algorismでクォータニオン算出。
  • Bland-Altman分析で固定誤差と比例誤差を確認 → 差は非常に少ないことを確認した
  • モーションキャプチャは入水時のデータ取得が困難。
  • 慣性センサは皮膚が揺れることで誤差がでる。

[2020-11-14 12:21]

  • Q: 別々の計測しなかったのはなぜか (圧力サンサを貼ると水の流れがかわってしまうので)
  • A: 同時に計測することでセンサを貼付したときの差をなくしたかった

[2020-11-14 12:26]

O1-2 クロール泳における呼吸動作の有無が手部推進力と泳速度に与える影響
古賀大樹(筑波大学大学院)

[2020-11-14 12:27]

  • 呼吸で抵抗増大。100m以上の距離では呼吸しても泳速度に差がないことがわかっている。
  • 呼吸で抵抗が増大したのを推進力を大きくして補っている可能性がある = 非効率
  • 呼吸で(1cycle中の)最低泳速度が下がる。
  • 圧力センサで推進力は差がみられず。
  • 呼吸すると水を下に押して推進効率が落ちる。

[2020-11-14 12:36]

  • Q: 50m泳いだときに呼吸1回で3/100秒低下する研究がある。今回の研究ではどのくらい遅くなると思われるか?
  • A: むつかしい。
  • Q: 泳速度を全力泳の90%に設定したのはなぜか?
  • A: 50mは無呼吸でいくべきななので、呼吸したときのテクニックをみたかった。
  • Q: ストローク長が短かくなるのはなぜか?
  • A: 抵抗が大きくなっているため。

[2020-11-14 12:44]

O1-3 大学生と中高生競泳選手間のフラッターキック動作の比較
市川浩(新潟医療福祉大学)

[2020-11-14 12:44]

  • 膝が過伸展すると足が後方に加速する
  • 大学生の方が大腿が屈曲している。(ふりはばはおなじ)
  • 大学生は膝が大きく動く(振り上げる)。
  • 大学生の方が股関節と膝関節の位相差が大きい。(どちらもだいたい90度くらいずれる)
  • 大学生の方がコンパクトな蹴り下し。

[2020-11-14 12:55]

  • Q: キック頻度と角度、どちらが泳速度に影響しているか?
  • A: 両方みないといけない。
  • Q: ボードキック?
  • A: ボードなし。
  • Q: スイムでのキックではどうなる? (ローリングがある)
  • A: 大学生の方がキックしたときの上体のブレがすくないので、そこもみたい。
  • Q: アニメーションをみると大学生の方が後ろに蹴れているが
  • A: そのまま推進力につながっているかはわからない。
  • Q: 足関節は?
  • A: 水面に出ると観察できない。

[2020-11-14 13:00]

O1-4 フラッターキックとドルフィンキックにおける下肢動作の違い -3次元動作分析を用いた検討-
山川啓介(日本女子体育大学)

[2020-11-14 13:01]

  • フラッターキックの推進力発揮はドルフィンキックと類似しているので、研究結果がいかせるはず。
  • 回流水槽で3次元動作分析(モーションキャプチャ)と表面筋電図
  • フラッターキックだと蹴リ幅がせまい
  • フラッターキックの軌跡はS字

[2020-11-14 13:12]

  • Q: 本研究の目標は?
  • A: フラッターキックの推進メカニズムの解明
  • Q: 同じ努力度なのになぜ速度がちがうのか?
  • A: フラッターキックのキック頻度はドルフィンおなじなのに蹴り幅が狭いので、足が遅いということ。
  • Q: 体幹部は測っている?
  • A: 分析の結果、20度程度ローリングしている。

[2020-11-14 13:17]

13:30~14:40 -- 一般口頭発表(2)

  • 座長: 村松愛梨奈(鈴鹿工業高等専門学校)

O2-1 競泳におけるヘビーウエイトトレーニングの有効性~2016 リオ オリンピック200m 平泳ぎ金メダル獲得に向けた金藤理絵のストレングストレーニングの実践から考える~
加藤健志(東海大学 スポーツ医科学研究所)

[2020-11-14 13:31]

  • いまだに日本では筋肉を大きくしないほうがいいのではないかと思われている。
  • ヘビーウエイト 80%max, 8-10RM
  • 10ヶ月でかなり高重量が扱えるようになった。男子選手並みに。
  • トップスピードが上がった。前半が上がった。
  • パワーが上がったぶん、上体を上げられるようになった。

[2020-11-14 13:44]

  • Q: トレーングのプロトコル 10RM10repだと筋肥大になってしまうが戦略は?
  • A: 細かったので肥大させるのを優先した。レース直前は重量を落して、プライオメトリクスをいれた。スピードを意識。

[2020-11-14 13:46]

O2-2 ストレス/リカバリー評価に着目したセルフモニタリング技法の効果検証 ~OGC アプローチによる検討~
門岡晋(金沢星稜大学人間科学部)

[2020-11-14 13:46]

  • RESTQ-76 Sportという心理尺度が開発されてセルフモニタリングできるようになった。
  • OGC: observation - goal setting - commitment
  • セルフモニタリング能力・気づき・統制感が改善した。

[2020-11-14 13:58]

  • Q: 小中学生への声がけは?
  • A: 事前にワークシートをつくっておいた。問題解決療法(平井 2014)の研究を参考にした。
  • Q: 期間はどのくらいでも効果があるか?
  • A: 週1の研究はよくあるが、月1でも効果があるか研究してみたい。

[2020-11-14 14:01]

O2-3 飛込選手の脛骨および踵骨の骨質評価について
奥田鉄人(金沢星稜大学人間科学部)

[2020-11-14 14:03]

  • 捻挫(手・指・足・腰・肩の順に)多い。
  • 疲労骨折 109C 難易度3.7
  • 国内トップ選手9%に下腿の障害
  • 超音波音速で骨密度を測定。
  • 骨密度だけでなく骨質もみる。
  • 微少骨折の蓄積が骨折につながる
  • 成人選手の骨密度が低かった(予想に反して)。
  • 跳躍をくりかえすことで腸骨の弾性が増した?

[2020-11-14 14:12]

  • Q: 弾性が増すのは適応なのか障害なのか?
  • A: 陸上でも並行してデータをとっている最中。跳躍系は、脛骨が硬くなって踵骨が柔らかくなる傾向。
  • Q: 障害につながるので練習の回数を減らすのか、プラットホームの材質を変えるとか?
  • A: 骨成長が完成してない選手は、野球肘予防のようになにか注意する必要があるかも。

[2020-11-14 14:17]

14:50~15: 50 -- プールサイドセッション

  • 司会: 野村照夫(京都工芸繊維大学)

[2020-11-14 14:52]

1)Para Artistic Swimming
森田美千代(全国障害者AS連絡会会長)

  • 40年ちかくやっている。
  • 男女・年齢にとらわれることなくルーティン演技をする。
  • 底に手足をついてもよい。
  • パートナー(支える人)と演技をしてもよい。
  • 200~300人の参加者
  • 人数は多くてもよい。
  • 1983年ごろから始まった。
  • 全国障害者シンクロナイズドスイミングフェスティバルを開催。(今年は開催されていれば29回)
  • 採点基準を設けている(ソロのみ)
  • なぜ、アーティスティックスイミングなのか? 身体的効果 精神的効果(できたらうれしい、自分を表現する) 社会的効果(仲間といっしょに何かをする、外に出かける)
  • 基本的な考えかた
    • 1 障害のあるひとないひと、アーティスティックスイミングというスポーツを共有する
    • 2 障害によりできる技術に差がでるが同じスポーツ
    • 3 重度の障害であっても水の特性を利用して(一人でむつかしければパートナーと共に)ルーティンを泳ぐ
    • 4 パートナーは介助ではなくAS演技者
    • 5 泳げなくてもASを始める (ASの練習をしながら泳げるようになっていく)
    • 6 自己の可能性に挑戦し自己を表現すること
  • 課題: 指導者 プール 発表の場 競技会(選手・ジャッジ)
  • 大規模な競技会をやっているのは日本くらい

[2020-11-14 15:13]

  • Q: ASはインクルーシブ授業でつかうか?
  • A: 体育の授業でやることはあまりないが、依頼がくることはある。
  • Q: 競技性は強調してないが。競技会をする
  • A: 達成感を味わえるように。チームだと土台をそろえるのがむつかしい(公平性がない)のでソロのみ。

2)サバイバルフローティングから学ぶもの
合屋十四秋(日本福祉大学)

[2020-11-14 15:15]

  • なぜサバイバルフローティングなのか
  • drown proofing
  • ラヌー式浮標 「泳ぐな、浮かべ」
  • 游泳: 游=水の上を泳ぐ 泳=水の中を泳ぐ
  • プールの設置・臨海水泳指導が減って、サバイバル泳法を教える機会が減った
  • 「泳ぎ」と「浮き」 だるま浮きが5分つづけられると200m以上泳げる相関が高い
  • 日本は外国に比べて垂直方向の能力が劣る。
  • 溺死: プール2.7% 海・河川88.3%
  • 溺れないこと=垂直移動
  • 日本では着衣泳が水平移動になっている。
  • 1回10分程度の練習を3回でラヌー式で5分間浮けるようになる。
  • 沈むときは顎を引くことで抵抗にして深く沈まないようにする

[2020-11-14 15:47]

  • Q: ヨーロッパに浮く文化があるのはなぜか?
  • A: 実利的な面だとおもう。

3D locomotionがカギか

[2020-11-14 15:54]

16:00~17:00 -- 若手の会の活動報告

  • 司会: 成田健造(鹿屋体育大学)

[2020-11-14 16:00]

  • swex2019ではラウンドテーブル形式でディスカッション
  • 他人の意見を批判しない・自分の考えのみを押し付けない・聴衆は発言しない
  • swimming research note: 英語論文の紹介。一般にも公開することを考えている。

[2020-11-14 16:09]

  • 演者: 山川啓介(日本女子体育大学)
  • 筋活動から泳ぎを分析する~水中ドルフィンキック中の筋活動パターンに着目して~
  • パフォーマンスの回帰式: P = C x ∫ E(M) ; performace成果 cybernetics技能 energyエネルギー motivation意欲
  • 表面筋電図: データの解釈がむつかしい・測定がむつかしい
  • 筋疲労すると低周波成分が増える

[2020-11-14 16:27]

  • Q: 背中とか筋が密集しているところで、特定の筋の活動は区別できるか?
  • A: クロストークをおこしているのはまちがいないが、解剖学的に運動する方向で活動しているかで確認。
  • Q: 筋活動の100%の基準は何か?
  • A: 研究ごとに違う。
  • Q: おなじデータでも運動が同じかは別か?
  • A: ほかの指標もみないとだめ。

[2020-11-14 16:34]

  • 水中EMG測定における問題と改善
  • ワイヤレスになって動作制限の緩和
  • ケーブルが動くことによるアーチファクトの減少
  • ケーブルがなくなって防水処理が簡単になった
  • 遅く泳いでも不要な筋活動をしているのが見える。
  • 筋シナジー解析: 複数の筋活動をモジュール化して、それを組み合せて運動している、という仮説 (別々に筋肉を動かしているわけではない)
  • フラッターキック・ドルフィンキックで3つの筋シナジーが抽出された

[2020-11-14 16:45]

  • 筋シナジーで、肩の故障がある選手は、肩の筋群と全身の筋群の協調性が乏しいことがわかってきた。
  • Q: 深層筋のクロストークを取り除けるか?
  • A: 基本的にムリ。できるだけクロストークが減る場所で測定するしかない。
  • Q: 深層筋は水泳でどのくらい活動しているか?
  • A: MRIで関与があることがわかっている
  • Q: 防水のためのテーピングで動きが制限されないか?
  • A: テープ自体の張力は影響しているとおもう。
  • Q: 筋電図の波形と動作はマッチしているか?
  • A: 等尺性の筋活動もあるからちがうとおもう。
  • Q: 指導現場にフィードバックできるようになったら、どうなる?
  • A: EMGのバイドフォードバックは古くからやられている。ねらった筋肉が活動しているかの確認ができる。

[2020-11-14 16:59]

17:00~18:30 -- Zoom 懇親会

司会: 坂口結子(日本福祉大学)

11月15日(日)

IMG_20201115_091033

9:10~10:00 -- 一般口頭発表(3)

  • 座長: 寺本圭輔(愛知教育大学)

O3-1 水泳授業は運動領域と保健領域を結びつける: 月経を題材として
速水舞(東京学芸大学大学院)

[2020-11-15 09:14]

  • 体育授業の水泳で月経を理由に8割欠席・見学
  • じっとしていると月経痛が増す。
  • 月経中の運動の一律禁止・強制はすすめられない
  • 月経中に泳いでも良いことは男性は11%しか知らない、女性は50%。
  • 男性教員が講義をしたことで印象深かったかもしれない。

[2020-11-15 09:23]

  • Q: 見学者の数は減ったか? (質問者のところではかなり減った)
  • A: 初年度からやっていたので減ったかどうか分からない。
  • Q: 授業の最初に行なった?
  • A: コロナの影響で実技が行えなかったので、授業のひとコマでおこなった。(ふだんなら最初に行なっている)
  • Q: 男性にも講義したメリットはあったか?
  • A: 体育教師になる学生が対象だったので、意味があったとおもう。

[2020-11-15 09:29]

O3-2 古橋廣之進の人生観が教員養成課程学生の指導観および教育観に与える影響
目黒拓也(日本大学文理学部人文科学研究所)

[2020-11-15 09:30]

  • 授業題材に大会・ドーピングはおおいが人物は少ない。
  • 「古橋の水泳指導哲学が自分の指導にどう生かせるか」アンケート。
  • 教材としての古橋
    • 古橋の功績
    • 古橋の指導感
    • 古橋の選手観
    • 受講生への影響
  • 結論 指導観 教育観に肯定的な影響を与えることが示唆されたが、一部否定的な意見もあった。

[2020-11-15 09:39]

  • Q: 指導者の育成に尽力したことは講義したか?
  • A: 講義した
  • Q: 日本大学の監督をしていたか?
  • A: かかわりはあったが、監督はしていなかったようだ。 水泳連盟の会長の立場だったのでOBとしてかかわっていた。
  • Q: 体育系ではない学生は含まれていたか?
  • A: 教員養成課程の講義で、体育先行は1名(23名中)だった。
  • Q: 古橋を知らない学生がほとんどで、むつかしかったのではないか?
  • A: 否定的な意見もあり、修正していきたい。

[2020-11-15 09:45]

O3-3 泳がない水泳指導の意義を問う~教員養成系大学における水泳実技科目の実践から~
森山進一郎(東京学芸大学)

[2020-11-15 09:45]

  • 新型コロナ対策で、水泳授業が行いにくくなっている。(しっかり対策できればやってもよいということだったが)
  • 水泳授業に参加できない生徒: 紫外線過敏・てんかん・月経
  • エアスイム(陸上での水泳動作)
  • 講義→技能確認 実施→技能確認
  • 游泳ティーチングアカデミー(youtube)も活用した。水中映像で理解が深まった。
  • 講義後で改善された。
  • メリット:どこでも練習できる
  • デメリット:抵抗がない

[2020-11-15 09:57]

  • Q: 水の抵抗がないのはどうサポートしたか?
  • A: ゴムチューブ、風呂で練習
  • Q: 観察的動作観察、水泳を専門にしていない学生がどのくらい理解したか(ウィップキック・ウェッジキック)?
  • A: 学生はほとんどウェッジキックをやっていた。
  • Q: プールは安全な環境だとおもうが、意見はあるか?
  • A: プールでクラスタがおきたという報告はないが、更衣室とかは注意が必要。

[2020-11-15 10:01]

10:10~11:00 -- 一般口頭発表(4)

  • 座長: 武田剛(順天堂大学)

O4-1 キックスタート動作の事例的研究~エリート選手とジュニアエリート選手を対象として~
中筋勘太(びわこ成蹊スポーツ大学大学院)

[2020-11-15 10:12]

  • エリート選手同士を比較した研究がない。
  • 5m通過時間はジュニアが0.01s早かった。
  • ジュニアは飛び出し角度が下向き10度。→水平にすべし
  • ジュニアは入水姿勢角度が小さかった。→低抵抗
  • しかし5m通過時間に大差はなかった。15m通過タイムで考えると水中動作が重要か。

[2020-11-15 10:20]

  • Q: ジュニア選手が飛び出しが下向きなのは意識の差なのか筋力の差なのか? どういう指導をすべきか?
  • A: 筋力の差だとおもう。ジャンプ力をつけさせる。
  • Q: 身長・体重の体組成の違いは?
  • A: 体重しかみていなった。
  • Q: 5m通過タイムしかみてないが? 10mを測定しなかった理由は?
  • A: ストリームラインの差が大きくなるので5mだけにした。

[2020-11-15 10:28]

O4-2 競泳スタートのパフォーマンスに影響を与えるグライド期までの運動学的要因
本間正信(神戸大学)

[2020-11-15 10:29]

  • スタート: ブロック→フライト→エントリー→グライド→ストローク
  • エントリー期の研究が少ない。
  • 入水後、頭ひとつ遅れるという学生がいた。

[2020-11-15 10:31] (通信断)

[2020-11-15 10:49] (再開)

  • 8m通過時間をみた。
  • 飛び出し角度が-12度

[2020-11-15 10:54] (再び通信断)

[2020-11-15 12:13] (午後再開)

  • 入水後のグライド速度は飛び出し速度や入水速度と相関はない。
  • 飛距離が長くなると8m到達時間が短かくなる。
  • 8m到達時間に関係がある指標: 飛び出し水平速度・入水速度・飛距離・グライド期の水平速度

[2020-11-15 12:19]

  • Q: 入水時の姿勢を変えるのはむつかしいが、どうすればよいか?
  • A: 顔が腕より前に出るとエントリー期移行で減速が大きいようだ。
  • Q: 空中と水中の映像が連続しにくいが、ノウハウはあるか?
  • A: 今回は映像が合わないということはなかった。水中窓の端は歪みが大きかった。

[2020-11-15 12:23]

O4-3 バックストロークレッジがスタートパフォーマンスに与える影響 ~男子全国大会出場レベル選手を対象にして~
佐藤大典(びわこ成蹊スポーツ大学)

[2020-11-15 10:33]

  • 男子100m背泳ぎ決勝ではスタートが記録に対する貢献度が大きい。
  • オメガではバックストロークデバイスと呼んでいる
  • 重心水平位置がスタート代に近い、鉛直速度が高い。
  • 股関節の角速度が上がる。
  • 実施: +40mm 7名, 0mm 1名
  • 手離れ時間・離陸時間などにあり/なしで有意差なし。
  • 鉛直位置は高くなる。
  • 5m通過時間に有意差なし。(先行研究では有意差ありだった)
  • 8名中5名で記録短縮、1名は同記録、
  • 胴体の素早い回転動作により手離れ時に水平速度を獲得。

[2020-11-15 10:43]

  • Q: 水深はどうか? 深く潜ってないか?
  • A: 分析中
  • Q: 構え時の重心位置はどうか?
  • A: 差はなかった。
  • Q: 水平速度が速くなってないのは、技術の問題か?
  • A: 回転成分と伸展成分に分解したときに、トップ選手では伸展成分に大きな差があった。

[2020-11-15 10:48]

11:10~12:10 -- パイロットスタディ

  • 座長: 谷川哲朗(大阪国際大学)

[2020-11-15 11:13]

P1-1 3m 飛板飛込における飛板のローラー位置と踏切動作および飛込高の関係
水藤弘吏(愛知学院大学)

[2020-11-15 11:14]

  • 高く飛び上がると得点が高い。
  • レベルが高い競技者ほどローラーを後ろにする(たわみやすくする)。
  • 後ろにすることで高く飛べるようになる。たわみも大きくなる。
  • 0cmだと板をはなれたときに脚が伸びきってない。
  • 通常のローラー位置では飛板を有効活用できてないのではないか?

[2020-11-15 11:21]

P1-2 「ゆる泳ぎ」の基礎は「浮いて待て」「浮いて待て」ができたら次に「ゆる泳ぎ」の基本形「世界一易しい泳ぎ: The elementary backstroke」へと進めるのを世界標準に!
岡田礼子(マーメイドれいこクラブ)

[2020-11-15 11:22]

ビデオ共有できず。あとで。

[2020-11-15 11:23]

[2020-11-15 13:10]

設定できず。なしで

P1-3 聴覚・肢体障害学生にも対応可能なハイブリット水泳水中授業の試行
合屋十四秋(日本福祉大学 スポーツ科学部)

[2020-11-15 11:24]

  • 教材のyoutube動画は聴覚障害のため説明は音声ではなくテロップで。
  • バディシステムは有効。
  • 水泳の指導=水泳技術の指導 というのを変える

[2020-11-15 11:33]

P1-4 「けのび」の習得が泳力に及ぼす影響
中島きよ(東京YMCA社会体育・保育専門学校)

[2020-11-15 11:35]

  • けのびは複雑。
  • けのびが泳法にどう影響するかの研究がなかった。
  • けのびで初速度が速くなった。
  • 所要時間が増大してしっかり蹴れるようになった。
  • 身体コントロール能力の向上 → クロールのパフォーマンスに影響したのではないか
  • 25mクロールタイムは有意に短縮 初速度だけでない影響があるのではないか

[2020-11-15 11:42]

P1-5 競技結果とウエイトトレーニングの関係性
水上拓也(大阪体育大学)

(システムの接的でアクセスの権限の問題で画面共有できず。午後に)

[2020-11-15 12:04]

  • 自転車競技などでは筋横断面積と平均パワーは相関がある。
  • ベンチプレスとスクワットの1RMは有意に向上しなかった。
  • 50mは変化なし、100m,200mでは記録が短縮(-0.4s)した。
  • 骨格筋量・体脂肪に変化なし。初心者なので重量が軽く大きな負荷がかかってないからか。
  • ウエイトトレーニングで動員できる筋が増えたかも。
  • 前半のラップタイムが向上。ストローク長・頻度が変化したかも。

[2020-11-15 12:12]

P1-6 大学生競泳選手を対象とした縦断的調査~速くなる時に何が起きているのか?~
成田健造(鹿屋体育大学)

[2020-11-15 11:46]

  • 競技力が高いからといって高い技術をもっているというわけではない。
  • 技術: ラップタイム ストロークタイム トレーニング
  • 体: 練習タイム 心拍数
  • 心・知識: 練習日記 反省 コーチノート
  • 選手の数だけ存在する泳ぎ方やアプローチを言語化・文章化する。

[2020-11-15 11:54]

P1-7 水泳不得意者の支援を目的とした新型ヘルパーの開発とその効果の検証
渡邉泰典(仙台大学)

[2020-11-15 11:55]

  • ヘルパーはポリエチレンの浮きをつかうのが普通。
  • 腰にヘルパーをつけると重心より前になって腰が落ちる原因になっているのではないか?
  • 腰につける新型ヘルパーをつくった。
  • ヘルパーありで伏し浮きの時間が伸びた。
  • ヘルパーありでも25mスプリント泳に差はない。
  • ヘルパーありで心拍数が上がるのは抵抗のためか。心理的影響はない。

[2020-11-15 12:02]

12: 10~13: 20 -- 昼休み&Zoom Open Lounge

13: 20~14: 50 -- パネルディスカッション「水泳水中運動のボトムアップ: 大学水泳教育の視点から」

  • 司会: 高木英樹(筑波大学)
  • 演者: 山中裕太(筑波大学大学院生)
  • 演者: 松井敦典(鳴門教育大学)
  • 演者: 土居陽治郎(国際武道大学)

[2020-11-15 13:20]

  • 高木: 司会というよりはモデレータ オンラインでパネルディスカッションがどこまでできるか
  • 参加者: 65人
  • 水泳の授業といえば水は冷たいし先生は泳ぎ方も教えてくれないのに1時間みっちり泳がせる負のイメージ

[2020-11-15 13:29]

  • 土井
    • 大学は学問追求の場 水泳学はありえるか?
    • 1980年に武道専攻設置に関して、水泳課程や水泳学は可能ではないか?という話が出た。
    • 人類にとって水泳運動の意味→種の繁栄に不可欠→継承・教育の必要性
    • 保健体育の教科書に体育理論が書かれている。人間にとって運動する意味。
    • 5万年前、サーファーズイヤーがみられる。10~4万年前ネアンデルタール人にもみられる。
    • 霊長類のなかで魚を積極的に食べるのは人類のみ。
    • 徳川家康: 騎馬と水泳は必要といっている
    • 登山学が参考に。自然そのものに立脚した人類の営みを考える学問
    • 技能に焦点をあてた方法論とするか。

[2020-11-15 13:44]

  • - Q: 時代とともに水泳の必要性が変わってきているはず、移り変わりを知る必要性。
    • A: 捕食活動のために水泳が必要だったが、全員が泳げる必要はなかったはず。今、水泳が必修である必要はあるのか?楽しさを共有すべきではないか。

[2020-11-15 13:52]

[2020-11-15 13:53]

  • 山中
    • 大学水泳授業では何を学ぶのか
    • 専門体育と教養体育。
    • 大学の31.3%で水泳授業が実施されている。専門は教養の4.4倍。
    • 教養では水球やシュノーケリングの実施率が高い。
    • 学修内容は近代4泳法と着衣泳が大く実施されている。
    • 授業の問題点: 時間が足りない、安全管理がたいへん、備品が足りない
    • 60人以上で行なわれる授業が25%もある。
    • 大学水泳授業の内容: 障害スポーツとして、安全を確保、指導者
    • 自己保全能力
    • 授業の問題点・施設の問題点を共有していくことが重要

[2020-11-15 14:09]

  • - Q: シラバスと実際の内容を調査して違いはあったか? (シラバスは表向き)
    • A: ほとんど合致していた (アンケートであって実態調査したわけではない)
    • Q: 学「修」と書いたのはなぜか? 水泳学につながる?
    • A: 基本的には大学を修めるところ。私的便益のことに単位を与えるの欧米では疑問視されている。

[2020-11-15 14:14]

[2020-11-15 14:15]

  • 松井
    • 指導要領をロジカルに理解する必要はある。
    • 水泳は好きだけど水泳授業は嫌いという傾向がある。
    • 水泳にみる資質・能力: 知識および技能、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力・人間性
    • 泳ぎの速さや時間だけでなく、動作のバランスを評価することが授業をポジティブにするのに必要。
    • 学生の感想:ただ浮くこと水をかいて進むことだけをやれば水泳嫌いは減るのではないか。
    • 学生の感想: 浮標はコツというよりは理論を理解するのが重要

[2020-11-15 14:33]

  • - Q: 水泳指導の現場では先生のモチベーションが低いのではないか?
    • A: 防災という観点が入った。そこから運動としての水泳につなげるとよい。避難訓練になってはいけない。

[2020-11-15 14:39]

  • 仰木
    • 水泳の授業の目的が子供たちにわかっていないのではないか。
    • 理科教育と体育は親和性が高いとおもっている。人間は機械仕掛だとおもうと「なぜできないのか」と考えれれる。
  • 10分間で約100kcal うまくてもヘタでも。
  • 野口
    • 大人になってからの水泳への間口が狭い。

まとめ

  • 大学水泳授業
    • 土井: 泳=浮・息・進の説明力基準
    • 山中: 楽しく
    • 松井: 水泳の特性や価値を学習者に提供できるように。

[2020-11-15 14:56]

チャット
  • 土居の話をオンライン授業で教材化しています。検索サイトからは見つかりませんので、興味ある方は、下記のアドレスまで。
  • 2020年度前期 国際武道大学・土居担当主要科目 オンライン教材
  • 宮畑虎彦遺稿『私の泳ぎ』が直接、小説の中で出てくる作品があります。谷村志穂『空しか、見えない』。谷村さんは”泳ぎのイメージを言語化、文章化する上で、たまたま出会ったこの本が最適でした」と。
  • 「私の泳ぎ」は限られた人にしか配られてないので知る人は少ないですよね.若い人にも読んでもらいたい本ですが
  • 「大学水泳教育」という視点で、これっというテキストづくりも学会の果たす役割かと(電子化?)。水連のものでもなく、学校体育のものでもない。参考となるとは波多野勲さんらのコーチ学校教本だと思っています。そこには選手育成とは一線を画すポリシーがあると思います(多くの水泳愛好者を増やすことが産業発展ですから)。
  • 生田君,だからこそ大学教員の資質が問われていると思いませんか?
  • 水泳授業の民間委託、今回、千葉市である企業委託の際に、「民間SCでの実技指導だけなら委託はしなかった。でもこの企業の授業内容は、実技もあるが、水泳を通した学校の勉強につながる内容だったので委託した」とのことです。どんどん民間委託化に移行する時代?
  • 先進国の多くは、温水プールまで作って泳ぐ人たちを増やしてきました。今後は、途上国や人種座別を受けてプールにすら入れない人たち、根深い宗教上の制約者などにも広める活動が必要でしょうね。

15: 00~15: 30 -- 総会

[2020-11-15 15:00]

  • 合屋:
    • 重要なのはヒューマニティ
    • パネルディスカッションでは個人に焦点があたりすぎてたような気がする。

[2020-11-15 15:07]

[2020-11-15 15:32]

15: 30~16: 00 -- 学会賞等表彰・閉会式

[2020-11-15 15:32]

  • 20201年度 大阪体育大学
    • オンライン or ハイブリッド
    • 10月予定

スクリーンショット (510)

[2020-11-15 15:49]