DMW-FL360L

DMC-GH4のフラッシュ同調速度 1/250→1/500



GH4はフラッシュ発光時のシャッタースピードは1/250が上限に設定されるが、ツイートにあるとおり汎用フラッシュなら1/500までケラレずに撮れるのか試してみた。

手持ちのTTLフラッシュ(DMW-FL360L)に養生テープを貼って真ん中の端子以外を絶縁して汎用フラッシュ化した(養生テープは薄いのですぐに端子が貫通してしまうのでもっと丈夫なテープをつかうのがよさげ)。TTL調光できないので変わりに外光オートにしてISO200/F2.8に設定。

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試した結果、GH4でも1/500でフラッシュが焚けた。残念ながらGH3では汎用フラッシュ化してもシャッタースピードは1/160に制限された。それにしても、この制限をマニュアルにも書かずにあえて外してきた理由はなんだろうか。

1/250

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1/400

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1/500

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1/640

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1/800

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1/1000

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1/1300

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1/1600

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1/2000

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1/2500

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1/3200

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1/4000

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1/5000

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1/6400

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1/8000

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ところで、フラッシュ(DMW-FL360L)の発光時間を調べてみると仕様では約1/20000~1/500秒となっていた。ということは1/500だとフラッシュの発光時間が問題になるかもしれないと思い、フル発光時にどうなるか試してみた。結果的にはケラレなかった。FL360Lの1つ上の機種DMW-FL580Lのフル発光時の発光時間は1/250まで落ちるので、その関係で設定できる範囲を1/250に抑えたのかもしれない。

1/250

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1/500

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1/640

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ここまでやっておいて、白とびしてたら発光時間の影響はわからないことに気づいたので、F22まで絞ってかつND8をつけて露出をあわせて撮ってみた。表の横方向は発光量、縦方向はシャッタースピード。

ISO200, F22, WB flash, ND8

1/1 1/2 1/4
1/160 _1010616 _1010626 _1010621
1/250 _1010617 _1010627 _1010622
1/400 _1010618 _1010628 _1010623
1/500 _1010619 _1010629 _1010624
1/640 _1010620 _1010630 _1010625

フル発光(1/1)では1/400になると下のほうが暗くなっている。発光量を半分(1/2)にすると1/400は均等の明るさになるが1/500はだめ。さらに半分の発光量(1/4)にして1/500で明るさが均等になる。

というわけで1/500を生かすには発光時間の短いフラッシュが必要。profoto B1の1/1000は魅力的だけど30万はだせないなぁ。nissin i40はちょっと出力おちるけど1/800。あるいは発光量を絞って4発にするとか。あるいは下の方が光量不足になってもよいような絵にするか。




FP発光の効率

DMW-FL360Lで通常発光とFP発光とでどのくらい発光量が違うのかためしてみた。

場所は深夜の公園。街頭の光があるので肉眼ではかろうじて様子が判別できるくらいの暗さで、こんな感じ。

ISO800,F2.8,SS10″(レンズはlumix 12-35/2.8 で広角端12mm)

_1220401

以下、マニュアル露出モードにしてISO200,F4.0,SS1″で、フラッシュのズームをμ4/3でいうところの35mmの角度にして撮影。

この照射角度だと通常発光は最大のGN32。このガイドナンバーはあくまでもフラッシュ本体が表示している数値でしかない。適正露出の距離=ガイドナンバー÷F値×√(ISO/100)なので、距離は32/4*1.4=11m。

_1220395

FP発光は最大GN23だった。GN32から1段分落ちるとGN23。撮ってみるとけっこう暗くなった。絞りを1段あけて同じ明るさになるか試せばよかったなぁと後から反省。

_1220396

通常発光でGN23にしてみる。FPとガイドナンバーをあわせたがこっちのほうが明るい。もっともどのくらい精確に調光できてるのかってのはある。

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もっと階段近くで実験すればよかったなぁと後から反省。明るさの変化が分かりにくい。

FP発光はフォーカルプレーンシャッターの幕速より速いシャッタースピードのときにつかうことがおおいが、フラッシュをつかいつつモーションブラー(被写体ぶれ)を出したいときにもつかえる。今回のテストはそのようなケースでどのくらいの発光量が得られるか目安になる。が、もちろん今回のテストの目的はFP発光の効率を調べることである。

1段以上暗くなるというのは残念な結果であるが、暗くなる原因の1つはFP発光だとコンデンサの容量を使いきれないということがあるだろう。通常発光だとコンデンサが空になるまで電気を流せるがFP発光でそれをやると後半の色温度が下がってしまうので、コンデンサの容量の半分しか使わないという設計になってると考えられる(妄想)。発光後のチャージ時間がFP発光の方が短いこともそう考える理由の一つ。

フラッシュの回路構成はインターネットで検索してもほとんど出てこないのだが、特許関係のページにいろいろのっていた。

マイクロフォーサーズでのAF補助光

外付けフラッシュをつけたときにフラッシュのLEDが光らないのは、そもそも信号が来てないということらしい。通信仕様がわからないけどそこまで余裕がないプロトコルなんだろうか。

koie

DMW-FL360L: ついにeneloopを買った

フラッシュ(DMW-FL360L)の電源は単三4本。しかもけっこう早くなくなってしまう感じ。電池が減ってくるとチャージに時間がかかるようになるし。ついには電源を入れても容量不足でチャージが完了しなくなる(が、もういちど電源を入れなおすといけたりする)。

百均でアルカリ単三6本105円で売ってるからわざわざ充電池をかうのは割高だよなぁとおもって買うのをためらっていたが、お出かけするときに電池が100%じゃないのは不便だなぁと思うようになって買うことに。

フラッシュ2台分なので単三8本は必要だが、充電器単体は売っておらず電池セットと電池パックの組み合わせで買う。充電器はエコナビがついていてもずっとコンセントにさしっぱなしというわけではないので値段のわりにメリットがないのでエコナビなしの急速充電の BQ-CC21 と標準タイプBK-3MCC(1900mAh)4本のセット K-KJ21MCC40 をチョイス。2583円。あと電池8本セットBk-3MCC/8を追加で。1984円。ノジマオンラインで注文。kakaku.comをみると年末が底値だったようだ。決断するのが遅かった。

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電池はすべて充電済みですぐに使えた。ただちょっと気になることが。8本パックの電池のうち1本が外装の下にゴミが入り込んでるようなのだ。

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性能には関係ないとおもうので、いちいち交換してもらうのも面倒だしあきらめる。充電池も外装に擦り傷があるが、使ってるうちにどんどんついちゃうので気にしないことに。

充電中は電池が熱くなると思うが、充電器についている電池カバーはもうちょっと放熱に考慮があってもいいのではないか?


DMC-GH3: Nikon SG-3IR

DSC-GH3 + DMW-FL360Lのリモート発光で内蔵フラッシュのコマンド発光が写り込むことがあるのでググってみるとNikonからホットシューにつけるSG-3IRという赤外線フィルターが売っていてGH3での実績もあるようなので、ヨドバシにいって買ってきた。1080円也。

外箱

DSC06098

ホットシューに引っ掛ける部分は金属ピンでたぶん中にバネも入っている凝り様。パネル表面の3本の出っ張りは配光を上下に広げるためのものだろうか。

DSC06101

パネルを銜えているところも金属。でも肝心のパネルはプラ(ABS)だから補強というよりは板バネだろう

DSC06100

GH3につけてみたところ。フラッシュとの隙間はほとんどない。

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肉眼だと赤くみえる

DSC06104

SG-3IRなしでリモート発光(TTL)で天井バウンス。内蔵フラッシュに引っ張られて上からの光が少ない。

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SF-3IRあり。上から光が届いて影ができている。

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DMC-GH3: DMW-FL360L

以前から欲しいけど無くてもなんとかなるしと悩んでいたフラッシュを購入。とりあえず2灯あればライティングの基本的なことはできるだろうということで、アマゾンでポチっとな。44906円也。純正じゃなければ、もっと安いのとかGNが大きいのとかあるが、せっかくGH3がワイヤレス発光に対応してるので純正一択。価格も価格も下げ止まった感じがあるし。

天井バウンスできるようになるので室内での手持ちの物撮りは簡単になりそう。あとFP発光ができるので昼間にもつかってみたいところ。

なかなかクロネコさんが来ないしwebでステータスを監視しててもずっと市川から動かないしどうなってるんだろうとおもったが、昼すぎに配達。今日は梅雨明けだし土曜だし混雑してたかな。

さっそく開封の儀。

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すぐに試したいところだがモニター用の電池は入っておらず近所の百均へ。6本105円のアルカリ電池を2パック購入。電池を入れる向きが+と-が微妙に交互になっていて、ここは向きを揃えてほしかったな。

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付属のポーチの底にはちょっとしたクッションが縫い付けてあったが、ケースだけみればOEM元のオリンパス FL-600R の方がよさそう。スタンドも収納できるようだし。

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GH3からはホットシューにつけてのTTL AUTOかリモート発光でつかうことになるが、

リモートのときにGH3のメニューでフラッシュ個別の設定が深くてちょい面倒だ。

気になっていたFP発光時のGN (ISO200)を調べてみた。話にきいたとおり、かなり暗いな。GNの定義どおり、シャッターが開いてる時間が4倍になるとGNが2倍になっていって1/125で限界という感じ。遅いシャッターでFP発光を使いたい場合というのは被写体ブレをだしたいときくらいだろうか。

SS f=12mm f=35mm
~1/125 14 23
1/160 13 20
1/200 11 18
1/400 7.9 13
1/800 5.6 9.0
1/1000 5.0 8.0
1/2000 3.5 5.7
1/4000 2.5 4.0


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